サードハンドスモーク 宮崎日日新聞 209年3月掲載

宮崎市内の蕎麦屋に行ったら、「二月一日から店内禁煙にします」という張り紙がしてありました。正しい決断だと思います。
昨年十月にある製薬会社が、飲食店での受動喫煙に関する意識調査を行いました。結果によると、非喫煙者の約七十六%が法律による飲食店の喫煙規制に賛成し、喫煙者でも四人に1人が賛成でした。飲食店での不十分な分煙に対する不満が大きいことがわかったのです。
 最近では、喫煙の害について「サードハンドスモーク」という新しい考えが提唱されています。たばこを吸った室内に煙が吸着して有害物質が残り、その場が汚染されるというものです。
 喫煙は喫煙者本人の体をむしばむだけでなく、周囲の人に受動喫煙(セカンドハンドスモーク)をもたらし、喫煙後もずっと有害物質が残存するということです。 自分の健康のためだけでなく、周りの人達のためにも禁煙をしましょう。