小児科医故中原利郎先生の裁判で、最高裁で和解成立

中原のり子です

本日、平成22年7月8日午後、最高裁第二小法廷(古田祐紀裁判長)にて和解が成立。
病院は中原利郎の死に対して深く哀悼の意を表し、和解金を支払うこととなりました。


この和解は「よりよい日本の医療のため」に和解勧告を行った最高裁の意向に沿い、
双方が歩み寄った結果であり、日本の医療現場を変える一歩と考えます。

今回の和解に関しては、皆様の様々なご意見もおありかと思いますが
弁護団と支援する会の役員の方々と何度も話し合いをもち
最終的に和解のテーブルにつくことを私自身が決断したことです。
和解成立に至るまで、相手方の立場のこともありまして
逐一みな様に報告できませんでしたこと、深くお詫びいたします。


長年にわたり署名活動や応援メッセージなど
励まし、ご支援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
弁護団の力と共に、社会的に医療者を大切にしようという盛り上がりが、
この裁判の終結に繋がったと思います。
心より感謝申し上げます。
司法闘争は終わりましたが、これからも医師が過労死することのない社会をめざして、


医療者の労働環境改善のための活動を続ける所存です。
今後ともお力添えを賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。


本日の予定
15時より最高裁判所にて和解協議、成立
17時30分より東京地裁・司法記者クラブにて会見

10日、土曜日には会報発送しまして、今回の件の報告いたします。
発送のお手伝いも、何卒ご協力お願い申し上げます。

これまでほんとうにありがとうございました。
支援する会の解散まで、宜しくお願い申し上げます。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/