熱中症に注意 こまめな水分補給を 宮崎日日新聞 窓 7月22日掲載

熱中症とは高温多湿の環境に体が対応できず、さまざまな異常を起こす病気です。
私たちの体は通常、体温を一定に保っています。しかし、高温多湿な環境では、
肺や皮膚からの熱が出なくなります。その結果、多量の発汗による脱水が起こり、
体に熱がこもり熱中症になります。
 消防庁によると、熱中症により6月に全国で救急搬送された人は2276人で、
うち4人が死亡しました。県内でも1人が亡くなりました。また65歳以上の高齢者は搬送者
全体の43%(972人)を占めました。高齢者は体温調整する力が弱っているので、
のどが渇かなくても水分を補給したり、こまめに部屋の温度を測ることが大切です
。また小さな子どもが散歩する時は、大人より高い気温にさらされるので熱中症にかかりやすくなります。
例年梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多く発生するので、これからの季節が特に注意が必要です。