値上げを機に禁煙を 2010年9月6日宮崎日日新聞 窓 掲載

来月からタバコが値上げされ、一箱約430円になります。
 タバコ規制枠組条約は、タバコの害から人々の健康を守るためにできました。
この条約は日本でも05年2月から発効しています。条約第6条では、
「価格及び課税措置が、特に年少者のタバコ消費を減少させるのに効果的、
及び重要な手段である」とされています。今回のタバコ値上げは
この条約に沿った措置だと言えます。タバコの害から多くの年少者を守るのは大人の務めです。
 タバコによる国内の健康被害は年間の死者が9万人、
そのための医療費は1億3000万円に上ると推定されています。
喫煙は喫煙者本人だけでなく、家族、同僚など周囲の人にも健康被害をもたらします。
喫煙姿も決してかっこよいものではありません。タバコをやめれば、
その時から体にとって良い影響が表れます。
今回の値上げを契機に、喫煙者はキッパリと禁煙をしたらいかがでしょうか。